Qlipperのようなツールには初めて出会った。
仮想PVが広報活動を変えた!
ユービーアイソフト株式会社
- 業種 ゲームの開発・販売
- 広報体制 コミュニケーションチーム 3名
- マーケッターにも参考になるデータで、メディア対応に変化
- 他社の情報収集が楽になり、分析結果を自社のPRに活用
フランスのパリに本社を置くコンピュータゲームの開発・販売会社ユービーアイソフトの日本法人、ユービーアイソフト株式会社のコミュニケーションチームに所属しているA.R.様とA.H.様。「Qlipperが持つ仮想ページビュー機能には初めて出会った」と語ります。今回は、お二人にQlipperのどういった点が素晴らしいのか、語ってもらいました。
競合の情報をもとに、自分達の発信先を分析
まず、お二人のこれまでの経歴を教えてください。
A.H.:大学卒業後に別のゲーム会社へ入社し、コーポレート広報を担当する部署で投資家向けのIRなどのアシスタントをしておりました。
A.R.:2011年に来日し最初の会社に2年ほど勤めた後、事業会社の海外向けの宣伝部で、コンテンツ制作からイベント企画、通訳まで多岐にわたる業務を担当しました。その後PR会社で一般消費者向けのブランドなども担当しています。それからフランスの企業を経て、現在、弊社にてコミュニケーションマネージャーを務めています。
御社の広報・PR組織の体制と、広報・PRにおいて重要視している点を教えて下さい。
A.H.:大きく分類するとマーケティングの部署に属し、その中で「コミュニケーションチーム」が弊社の広報・PR活動を担当しています。コミュニケーションマネージャー、その下に私ともう1名の計3名で構成されています。私は、PR全般の担当としてメディアとのやりとり、プレスリリースの配信、商品タイトルそれぞれのパブリシティを行なっています。もう1名はソーシャルメディアの運用やコンテンツクリエイター関連業務が主な担当です。
これらの業務の中で重視しているのは、弊社の製品の良さ、優れた点を広めていくということ。その中で、競合製品との比較やユーザー様からどういった反響があるのか、といったことをきっちりと把握することに注力しています。
競合のどのような情報を集めていらっしゃいますか。
A.H.:新作発表時やプレスリリース配信時、eスポーツ大会や各イベントなどの際に、それがどういったメディアに取り上げられているか、というような情報を収集します。そしてその情報をもとに、弊社からの情報展開をあとどれだけ広げられるか、今後どういったオーディエンスに発信することができるか、分析しています。
Qlipperの仮想PV機能がメディア対応を大きく変革
Qlipperについては、仮想ページビュー機能を特に活用されているそうですが、この機能は御社の中でどういった立ち位置にあるでしょうか?
A.H.:情報を収集してレポート化する際、まずは掲載記事数が大きく影響します。しかし、掲載されたメディアが、たとえば幅広いオーディエンス向けのメディアか、専門性の高いメディアか、それによって閲覧数やリーチするオーディエンスに違いが生じます。それが、Qlipperの仮想ページビュー機能によって可視化されることで指標ができ、具体的な対策が打てるようになりました。
また、記事ごとの仮想ページビューにより、記事の転載による拡がりはあまりないけれど、その記事単体の見られた数は多くてターゲットとするオーディエンスへの訴求はできた、といったこともわかるようになり、助かっています。
このようなQlipperのデータは、日本でのマーケティングを担当するブランドマネージャーと共有することもあり、大変参考になっています。
仮想ページビュー以外で、Qlipperが大きな力になっていることはありますか?
A.H.:他社の情報収集が簡単にできるという点は、時間短縮という意味でも魅力的ですね。また、分析コンサルタントのレポートも役立っています。
私たちだけでは他社のタイトルについて、カバーしきれない部分もあります。それがレポートにまとめられ、たとえば、こういう記事はのびる、といったことなどは参考にさせていただいています。
さらに、導入以前と比べて指標となるデータが蓄積できるようになった、という点が変化をもたらしました。これらのデータを根拠に、以前よりロジカルなマーケティングができるようになったのです。
A.R.様に、PR会社でのご経験を踏まえた上での、Qlipperの感想を伺いたいです。
A.R.:仮想ページビュー機能を非常に高く評価しています。これまで別のツールを使ったこともありましたが、こういう機能を持ったツールには初めて出会いました。この機能からもたらされる情報には「真実味」があります。
また、分析などはかなりアナログな手間のかかる作業でしたが、Qlipperでは一瞬で行ってくれます。
将来の広報・PR活動とは?
御社の広報・PR活動について、今後どのような方向性をお考えですか?
A.R.:今後は、コーポレートPRに力を入れていきたいと考えています。コーポレートブランディングを強化して、弊社の動向や考えを、四大新聞など大手でしかも権威あるメディアが取り上げてくれるようになれば最高ですね。
A.H.:私は、弊社のゲームを楽しんでいただいているプレイヤーに向けた訴求を大切にしつつ、それ以外の層にもアピールしていくことが大事だと考えています。これは、コミュニケーションマネージャーの言うコーポレートPRも含めてです。また、それぞれの商品プロダクトのPRもさらに積極的に展開していきたいと思っています。
これからも、Qlipperを通じて御社の広報・PR活動のお力になれるよう、私たちも努力してまいります。本日は貴重なお話をありがとうございました。
※掲載内容は取材(2022年7月)時点の情報です。